E1系について、買取も行っています!
今回ご紹介するのは、かつて東北、上越新幹線で活躍していたオール二階建て新幹線のE1系です。
E1系は当時増加する利用者に対応するために、1994年に新幹線初のオール二階建て車両として製造されました。
製造当初の車体は上半分がスカイグレー、下半分がシルバーグレー、側面にピーコックグリーンの帯が配された塗装でしたが、2003年にリニューアル更新を行った際に上半分が白、下半分が青、中間に朱鷺色といった配色に変更されています。
車両の愛称はMulti Amenity Expressを略したMaxという愛称があり、運行する列車名にもついていました。(Maxやまびこ、Maxときなど)
E1系の後に製造され
た同じくオール二階建て車両のE4系もMaxの愛称が付いています。
またデビュー前の試運転の段階では愛称が決まっておらず、Double Decker Shinkansenを略したDDSと形式であるE1のロゴステッカーが付いていました。
車両は12両編成で定員数は1編成で1235名と一度に多くの旅客を輸送できるようになっています。
また2~4号車の新潟よりのデッキには壁に補助席が収納されていたり、8、9号車には車椅子用の昇降リフトと車椅子対応の座席も設置されています。
車体は普通鋼製で製造されており、JR東日本の新幹線車両で一番重量が重い車両です。
また制御装置はJR東日本の新幹線車両初のVVVF制御が採用されています。
全車両二階建てで製造された為、制御機器が床下と車端部の機器室で分散して配置してあります。
2003年には内外装のリニューアルが行われ外装の変更やシート、床材の変更が行われました。
1994年にデビューしたE1系でしたが、5年後の1999年には東北新幹線での運用が終了してしまいました。
その後は上越新幹線で運用されていましたが、2012年に東北新幹線のE5系が増備され、それによって玉突き的に廃車になってしまいました。
2012年のダイヤ改正でE1系の運用はすべて終了となり、E1系の引退記念として団体専用列車が運行され、新潟→東京間で「ありがとう Maxあさひ号」、東京→新潟間で「さよなら E1 Maxとき号」が運行されました。
現在では埼玉県さいたま市にある鉄道博物館に展示されており、2018年3月14日から展示、公開がされています。
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